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2023/10/11
はじめてのアプリ開発
ID-POSデータとは? 成果が出るマーケティングに重要なID-POSをわかりやすく解説!

AppShipsでは、店舗アプリの基本機能(デジタルチラシ、デジタル会員証、クーポン発行、スタンプカード機能など)の提供だけでなく、成果につなげるアプリマーティングを実現するためにID-POSデータの活用に力を入れています。
今回は、小売業のマーケティングでは外せない注目キーワード【ID-POSデータ】について分かりやすくご紹介します。
ID-POSデータとは
POSとは「Points of Sales」の略称で、販売時点の情報を収集し管理できるシステムです。
POSデータは、商品が実際に販売された時点での情報を記録したデータで、スーパーマーケットなどのレジスターで、商品バーコードをスキャンして取得しています。
POSデータには、購入された商品名・購入数・購入日時・購入金額など「モノ(商品)」に関する情報を含んでいます。
そしてこのPOSデータにID(=人)を紐づけたものがID-POSデータです。
POSデータに購入者の情報(性別、年齢、購入回数など)が加わることにより、「ヒト(購入者)」を中心にした購買データとなります。
POSとID-POSの違い
■ POSデータの特長
POSは、モノ(商品)を中心としたデータです。
取得できるデータの例
・商品名
・購入数
・購入日時
・購入金額
・同時に購入された商品

これらのデータは、下記の分析に役立ちます。
・いつ売れるか(販売トレンド)
・よく売れている商品、売れていない商品はなにか(売れ筋・死に筋)
・組み合わせて売れる商品
・売上予測
POSデータは、「モノ(商品)」の動きを把握することにたけています。
反面、ターゲットとなる「ヒト(購入者)」の像はぼんやりとしか予想できません。
■ ID-POSデータの特長
そこで会員証IDデータを紐づけた、ID-POSデータが重要になります。
IDと紐づけることで追加されるデータの例
・性別
・年齢
・同一ユーザの購入回数
・購入時期(頻度)

上記のような購入者の情報が加わることにより家族構成、趣味・嗜好など、個人の購買行動を分析するのに役立ちます。
その他にも、商品の販売傾向と、購入時期の関係性を見つけたり、購入者の属性(性別、年齢など)ごとの人気商品を割り出したりと、データ活用の幅が広がります。
ID-POSデータを使ったマーケティング施策
ID-POSデータは、「ヒト(購入者)」中心のデータが加わることにより個人に合わせたマーケティング施策の検討・実行に役立ちます。
マーケティング施策の例
・購入特典ポイント自動付与
・購買金額・来店回数による会員ランク化
・購買情報からプロファイリング
データを丁寧に分析(プロファイリング)することで、ターゲット像がクリアになるため、購入者の属性(年齢、性別、家族構成など)に合わせたサービスや特典の提供が可能になります。
具体的には、「特定の顧客に対してアプリで割引クーポンを送信する」、「リピート顧客をターゲットにしたリターゲティングキャンペーンを展開する」などがあげられます。
ID-POSデータの活用は、一人一人に合わせたサービス提供を可能にし、顧客満足度向上や顧客ロイヤルティの獲得を実現します。

まとめ
店舗アプリは、ユーザにとって有益な情報を効率よく発信できる有効なアイテムですが、不要な情報はアクティブユーザ数の減少につながります。
AppShipsでは、店舗アプリにID-POSデータを活用することで、ユーザ個人にパーソナライズされたマーケティングツールにレベルアップします。
顧客満足度向上を実現し、さらなる売上アップを目指してみてはいかがでしょうか。
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