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アプリマーケティング|集客強化のためのヒントを教えます!

目次
アプリのメリットは分かっているけど、そもそもアプリマーケティングって?という方に、今回はアプリマーケティングについてご紹介します。
アプリマーケティングとは?
アプリマーケティングとは、スマートフォンアプリを活用し、顧客とコミュニケーションを図るマーケティングの手法です。クーポン配信や新商品の情報を発信し、ユーザーを店舗に呼び込むことなどがアプリマーケティングの1つです。アプリマーケティングは、アプリを実際に使っている顧客(アクティブユーザー)が対象のマーケティングなので、企業からするとこの顧客は「優良顧客」の立ち位置になります。優良顧客にリアルタイムで独占的なメッセージを送ることができるのがアプリマーケティングなので、効率的に行うことにより、高いリターンの可能性が見込めるものです。
近年のスマートフォンユーザーの増加によって、このアプリマーケティングが期待されています。
なぜアプリマーケティングをやるべきなのか?
スマートフォンの普及が上昇し、利用時間のうちの92%はアプリの使用時間という結果が出ているので、アプリを有効活用すれば、効果的なマーケティングが行えると想定できます。効果的なマーケティングが行えれば、ユーザーの囲い込みも可能になるため、アプリマーケティングはやるべきだと言えます。
※出典:「メディア定点調査2020」(株式会社ビデオリサーチ、調査期間:2020年1月~2月)
アプリマーケティングをする上での準備
実際にアプリを導入しようとなったら、開発が必要です。その開発をするために必要な事前準備について説明します。
■目的を明確にする
アプリはユーザーにとって便利で必要と思ってもらう必要があります。そう思われなければ残念ながらアプリは利用されません。
ユーザーのスマホには様々なアプリがインストールされています。そこで使用頻度の高いアプリの立ち位置にならなければ、他のアプリに埋もれてしまいます。
ユーザー目線で、どんなアプリが使いやすいか、どんなアプリだったらダウンロードして利用し続けたいかなど、ユーザーはどんなアプリが必要なのかを考え、開発の目的を明確にしましょう。
■市場調査を行う
日々、新しいアプリは続々とリリースされるので、自社と同じような目的を持った競合アプリも多々あります。そうなると、同一カテゴリーでの競争が起こります。競合他社はどんなアプリを作っているのか、どのくらいダウンロードされているのか、どのようなフィードバックがあるのか、ターゲット層はどこなのか、そのターゲット層にあったコンテンツになっているか、実際ダウンロードしたら使いやすさや必要な情報は適切なのか、など競合調査は必須です。
■アプリの機能を決定
決定した目的や市場調査の結果に沿い、消費者が求めているものをアプリの機能として選定していきます。アプリの機能としてよく利用されているのはクーポンやスタンプ機能などで、これらの機能を導入することで消費者の囲い込みにも期待できるのです。また大まかなアプリの機能が決定した後は実際に制作に入る前に基本設計を行い、どの機能をどこに配置し、どのような動作で動くのかなどを決定していくことになります。
アプリマーケティングの方法
アプリマーケティングにはどのような方法があるのかをご紹介します。
①アプリストア最適化を実施する
アプリストアとは、スマートフォンをはじめとしたモバイル端末で利用できる専用のアプリを提供するための配信チャネルのことです。
このアプリストアを最適化する方法はASO(App Store Optimization)といい、Apple StoreやGoogle Playのアプリストア内で、自社のアプリを上位表示させる手法です。どのようなキーワードでアプリの検索がされているか、コンテンツ内のキーワードと一致しているかどうか、ユーザーレビューに誘導する、アプリ使用中のイメージがわかるようなスクリーンショットや動画を掲載するなどの、SEO対策のアプリ版のような施策です。
②プッシュ通知の設定
プッシュ通知は、スマートフォンのデバイス上にメッセージをポップアップ表示させます。アプリを開いていなくても配信メッセージが見れるため、アプリ継続率が上がりやすいと言われていますが、通知が多すぎると逆効果になってしまい、ユーザーに煩わしさを与えてしまい、アプリ削除の要因にもなります。
そこで、プッシュ通知の頻度の調整が必要になります。
③オウンドメディアやLPで宣伝
オウンドメディアは、消費者に向けて発信する自社保有の媒体のことです。例えば自社ブログです。LPはランディングページといい、検索結果や広告などを経由して訪問者が最初にアクセスするページのことです。 主に1ページサイトです。
このオウンドメディアやLPを利用してアプリを宣伝し、アプリをダウンロードしてもらいます。この目的は「ユーザーにアプリをインストールしてもらう」ことにあります。
④SNSでの宣伝
SNSは、Twitter、Instragram、YouTube、Tiktokなどです。
自社が運営するこれらのSNSを利用して、ユーザーにアプリをダウンロードしてもらいます。新規顧客層へのリーチが目的になります。通常のWebサイトからは得ることができない、アプリに対するリアルな声やフィードバックが集められたりもします。
⑤インフルエンサーマーケティングの実施
インフルエンサーとは、世間に与える影響力が大きい行動を行う人物のことを言います。自社のターゲット層と一致するユーザーが多いインフルエンサーを起用することによって、ピンポイントのターゲット層にアプリを紹介してダウンロードを促進することが可能です。ただし、インフルエンサーの報酬が別途かかることは念頭に置いて選定する必要があります。
⑥運用型広告の実施
リスティング広告やディスプレイ広告などを活用して、ユーザーにアプリをダウンロードしてもらう手法です。新規ユーザー獲得が目的になります。
⑦メルマガの運用
特定のターゲットを決めて(セグメント)、その特定のユーザーだけにキャンペーンや有効的な情報をメールマガジンで配信する手法です。
従来のメールマガジンをアプリ利用促進に活用します。
今回は、アプリを開発するだけではなく、このように様々なマーケティング手法を並行して行なっていき、アプリの登録や利用を促していくことで、優良顧客を増やしていけるというお話をさせていただきました。
アプリマーケティングをすれば集客の強化にもつながるのでできるところから実践してみてはいかがでしょうか。
