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ミニアプリ、知っていますか?

近年注目されるミニアプリ。
「聞いたことはあるけど、実際どんなものかはよくわからない・・・」という声をちらほら聞きます。
ここでは、ミニアプリがどういうものなのかを簡潔にご紹介していきます。
スーパーアプリとは?
ミニアプリを説明するには、まずスーパーアプリというものをご説明する必要があるな、と思いました。
スーパーアプリとは、どんなものか。
アプリというものは、1つのアプリに対して1機能が備わっているのが基本です。
そんな中、スーパーアプリは1機能ではなく、ソーシャルメディアや決済機能だったり、またメッセージ機能やタクシーの配車、オンラインショッピング、さらには宿泊施設の予約や航空券の予約までもがアプリ内でできるというものです。
スーパーアプリとは、日常生活に必要な複数のミニアプリを1つのアプリで利用する事ができる、そんなとても便利なアプリです。
WeChat、LINE、PayPayなどがスーパーアプリです。
LINEを例にすると、LINEにはクーポンアプリや出前アプリ、映画チケット予約、ホテル・旅行予約、配車アプリなどの多くのアプリが搭載されているのがわかるかと思います。これらのアプリの集合体、いわゆる「親元」になるのがスーパーアプリです。
ミニアプリとは?
上記で述べたスーパーアプリの中に搭載されているアプリたちが「ミニアプリ」というものになります。
スーパーアプリはミニアプリを搭載したプラットフォームになるアプリのこと、そして、ミニアプリはスーパーアプリからダウンロード不要で起動するアプリのことです。
このミニアプリは、個別でのダウンロードが不要ということ、さらにユーザーの携帯端末の容量を消費しないというメリットがあり、それによりアプリを削除されにくいというメリットがあります。
ミニアプリはこのように、親元のスーパーアプリで登録した1つのアカウントで全てのサービスを利用できるため、「個人情報の入力」などの一連の手順を踏む手間が省けるという利便性も魅力です。
注目されている理由は?
最近、ミニアプリがとても注目されているようです。
Adjustが発表した「インストール1週間後のアプリ継続利用率」によれば、平均して約79%のユーザーが、アプリインストール後1週間以内に利用をやめてしまうことがわかり、そこから窺えるのはユーザーの「アプリをインストール」→「起動」→「ユーザー登録」→「クレジットカード情報を入力」といった煩わしさが離脱してしまうポイントだということです。
ミニアプリは、親元のスーパーアプリと情報の連携が取れるので、1つのアカウントでミニアプリ全てのサービスが利用できるという大きなメリットがあり、ミニアプリが注目されている理由として、ユーザーの煩わしさを排除したアプリの継続が期待できる点があります。
わかりやすいメリットのある使用例として、
親元のPayPayで、ミニアプリの配車サービスを利用でき、さらに決済までそのまま完結できるというものがあります。
あちこちに離脱したりログインを必要とせず、シームレスに利用することができ、ストレスのかからない仕様がメリットです。
こういった背景から、ミニアプリは今注目されているわけです。
ミニアプリの事例
LINE内にあるミニアプリを例に出してみます。
1)電車乗り換え検索サービス「ジョルダン」
LINEに搭載されていることで、乗り換え検索だけでなく到着時刻や場所をLINEで簡単に共有できます。
2)回転寿司「スシロー」
来店受付・予約が可能で、予約完了通知や受付番号、呼び出しリマインド通知がLINEのトーク画面に届きます。
このように、メジャーなサービスがどんどんミニアプリで参入しています。
ミニアプリを検討する段階の企業や導入する企業は今後も増加するでしょう。
