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デジタル会員証とは?アプリ化するメリットを詳しく解説!

目次
店舗の運営ではポイントカードのあるお店が多く見受けられますが、スマートフォンの普及によって、デジタル会員証を導入する店舗も増えてきました。そんなデジタル会員証のメリットについてご紹介します!
デジタル会員証とは?
スマートフォンアプリに会員証機能を持たせて、ユーザー情報や来店ポイントを管理する従来のカードタイプに代わるものです。
アナログ会員証で顧客が困ること・不便なこと
かさばって探し出すのに時間がかかる、持ち忘れる、紛失するなど、カードタイプの会員証で困ることは多々あります。そして、おそらく多くの人が口を揃えて「カードが増えてしまって邪魔」と言うでしょう。
あちこちの店舗で発行される会員証には、特典などがついていたりするため、捨てるに捨てられないけど、どんどん増えていってこれ以上は増やしたくないな・・・と思ってしまうこともしばしば。結果的に「新規で会員証を作るのはやめよう」となり、店舗側が発行をお勧めしても断られてしまうことになりがちです。
また、カードタイプのアナログ会員証の場合、カードを忘れた際にポイントがつかなかったり、名前や会員IDを確認したり、レシートの裏にスタンプを押されて次回の来店時に提示しなければならないなど、顧客も店舗側も煩わしい作業が発生してしまいます。
デジタル会員証の顧客側・店舗側のメリット
上記のようなデメリットを解消するのがデジタル会員証です。
デジタル会員証であれば、ユーザーの属性別に店舗から新商品告知やキャンペーン、クーポンといった必要な情報を配信しやすくなり、利用率の向上が期待できます。
◆顧客側のメリット
持ち運びの負担がなくなる
カードタイプではないので嵩張ることもなく持ち運びの負担がなく、スマートフォンを忘れない限りはポイントの取り損ねがなく、紛失も防げます。
◆店舗側のメリット
会計にかかる時間を短縮できる
これはどういうことかというと、カードタイプのアナログ会員証の場合は顧客がカードをお財布等から取り出すまでに時間がかかりがちなのが、デジタル会員証アプリの場合はスマホに表示された会員証をスキャンするだけで簡易的なので、会計時にスムーズです。
店舗側の負荷を減らすことができる
アナログ会員証の場合は、顧客に紙に記入してもらう必要があり、その情報をさらに店舗側でシステムに登録する必要があります。入会者が多い場合はその分作業も増えるので、店舗側の負荷が大きいです。さらには、紙やカードの在庫管理やコストもかかります。デジタル会員証であれば、店舗側で入力するような作業がなく、顧客が自ら情報を入力して登録させることで完了します。デジタル会員証で購入履歴や嗜好の分析などもできるため、マーケティングに大いに役立てることが可能となります。
デジタル会員証の導入パターン(開発の種類)
デジタル会員証の提供にはスマートフォンアプリが必要なので、システム面での準備が必要となり、以下のような開発があります。
<スクラッチ開発>
スクラッチ開発は、1からシステムを作る開発手法です。
この開発方法の場合は、自社だけのデジタル会員証アプリが開発可能です。
0からオリジナルを作ることになるので、開発期間やかかる開発費用は高額になります。
<アプリ開発サービス>
スマートフォンアプリの開発を簡略化するアプリ開発サービスで、標準的な機能があらかじめ用意されており、比較的、低コストでの開発が可能です。ただし、アプリ開発サービス上での開発は柔軟性に欠け、オリジナル性は出しにくく、自社の要件がすべて反映できない可能性もあります。
<プラットフォーム内での発行>
LINE等のプラットフォーム内でデジタル会員証を発行するパターンも紹介します。LINEなどの多くのユーザーが日常的に利用しているプラットフォーム内であれば、アンインストールやダウンロードの煩わしさが低減されます。
デメリットとしては、カスタマイズの自由度が低いことや取得できる顧客情報に制限があります。
このようにデジタル会員証の普及が広がってきている今、アナログ会員証のメリット・デメリットとデジタル会員証のメリット・デメリットを並べてみて、切り替えを検討してみてはいかがでしょうか?
