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アプリのクーポン機能を活用するメリットとは?集客力をアップするための方法も解説

目次
クーポンといえば印刷されたチケットやチラシ等についているものをイメージすると思いますが、使用するまで財布やバッグに入れておいたりなどどこかに保管しておかなければいけません。それが面倒で紙のクーポンは利用する前に破棄してしまうという人もいるかもしれません。
対して、アプリのクーポンは、紙ではなくアプリの中に表示されます。アプリのクーポンには、利用する顧客がお得に利用できることだけでなく、クーポンを提供する企業や店舗にとって集客やリピーター獲得などのメリットがあるのでいくつかご紹介いたします!
アプリでクーポン配信するメリット
①持ち運びの手間がかからず手軽に使えるので利用率が上がる
使用する顧客側のメリットはスマートフォンさえあれば、先述した「使用するまで財布やバッグに入れておいたりなどどこかに保管が必要」というものがなくなるため、大変便利です。なので、配信する企業側も顧客のクーポン利用率が上がり、集客向上に役立つというメリットがあります。紙媒体からアプリクーポンに切り替えることによって印刷コストの大幅カットができるというメリットも付随します。
②競合他社・店舗との差別化が図れる
アプリをインストールしているユーザーに向けて、「○○様だけに◯◯をプレゼント!」「◯◯様のバースデー月間◯◯円OFF!」といったような顧客に特別感を与えるクーポンを発行することができたり、「5000円以上のご利用で500円引き」など、独自サービスを提供するクーポンを配布し、競合他社・店舗との差別化が図れます。そのためリピート率や客単価の上昇が見込める施策が適切なタイミングで配信できるというメリットがあります。
③クーポン配信をプッシュ通知でお知らせできる
アプリを入れているスマホに自動でお知らせやメッセージを表示するプッシュ通知があるため、ホーム画面にポップアップ表示されたり音が鳴ることで、紙媒体のクーポンに比べ、はるかに顧客の目に留まりやすくなります。その日に使えるクーポンが配布できるなどの施策も打てるので、即時性も高く販売促進につなげやすいメリットがあります。
④PDCAを回しやすくなる
アプリで収集した利用者データを分析することで、施策がよかったのかどうかのジャッジのスピードが格段にアップします。
アプリクーポンの種類
続いて、アプリのクーポンにはどのような種類があるのかご紹介します。
①無料クーポン
無料クーポンは、利用者がクーポンを提示することで商品がもらえたりサービスが受けられたりするクーポンを指します。
ただし、「無料で商品と引き換える」というようなクーポンの場合は、景品表示法の対象となるので事前に確認が必要です。
多くの場合は、「何か別の商品を一定額以上購入する」といった条件を設け、その条件をクリアしていれば無料クーポンが利用できるという内容です。
「無料」というワードは強いため、新規客を獲得できるチャンスにつながり、さらには利用者の「無料になるならこれも買おう!」というプラスアルファの買い物を促進でき、単価アップにもつながります。
②割引クーポン
無料よりハードルが低く、取り入れやすい内容は割引クーポンです。条件を満たせば割引が受けられるクーポンです。「商品をセットで買うと20%off」「この期間中に利用すれば5%off」「雨が降っているので10%off」など、さまざまな条件を設ければ、特定の期間や特定の商品の売上増に役立てられます。
③誕生月クーポン
誕生月クーポンは、「特別感」を持ってもらえるクーポンの1つです。利用者の誕生月に配信し、その月間に利用してもらう内容です。会員登録時に生年月日を入力することが条件です。
④スクラッチクーポン
スクラッチクーポンは、スマートフォンの画面をこすって、紙のスクラッチのように剥がす動作を行うことで当たりか外れかを楽しめるクーポンです。当たっても外れても何かしらのサービスが受けられるような内容であればさらにプッシュ通知の開封率向上が期待できます。
集客効果をアップさせるには
上記のようなクーポンを上手に活用して集客力をアップさせたり、リピーターを獲得したりが期待できます。このクーポン機能で集客効果をアップさせるにはどうすればよいかをご紹介します。
①分析を怠らない
クーポンを配信して満足!ではなく、どのクーポンが人気だったか、逆に使用率が低かったクーポンは何だったかといった分析が重要です。
使われないクーポンは潔くやめて別のクーポンに切り替える、といった施策の転換がすぐにできるのもアプリクーポンの魅力の1つです。効果が高く期待できるのは、利用者ごとの趣味や好みに合わせた特典がついているクーポンです。
②ターゲット層にあったクーポンを配信する
世代や性別に見合ったクーポンなのか、配信前にしっかりと検討しましょう。クーポンを利用してもらうためには、顧客が「使いたい」と思う魅力的な内容にすることが不可欠です。的外れなクーポンでは利用率は上がらないので、自社の利用者を事前に分析し、どの層を集客したいのか、発行する目的は何なのかを熟考し、フィットするクーポンを提供しましょう。
③割引特典ばかりつけない
競合他社の値下げに合わせて単価を下げざるを得なくなり、価格競争に陥りがちです。クーポンでは、割引だけでなく別のサービスを試す機会を提供したり、予約を促して予約数の増加につなげるなど、利用者の目線を変えるきっかけを作ることで別の目標が達成できるような内容も導入していきましょう。
④目に留まりやすいデザインにする
配信するクーポンは視認性の高いものをデザインしましょう。ただし、目立つデザインにしようと凝りすぎると視認性が下がりがちになってしまうので、特典の内容がわかりやすく見やすい、訴求力のあるデザインにしましょう。
今回は、アプリクーポンを有効活用することで、紙媒体の印刷コストも削減できる上に、PDCAを回しやすくなり、利用者がリピートにつながり単価アップも期待できるということをご紹介しました。
