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アプリの継続率を高めるには?継続率を高めるメリットなどをご紹介

目次
アプリは作って終わりではありません。アプリ運用で重要な指標の1つに「アプリ継続率」というものがあります。
この、アプリ継続率を把握することで、自社のアプリをどのように改善する必要があるのかを知ることができます。
長くユーザーにアプリを利用していただくということは顧客満足度にもつながるため、結果として顧客生涯価値(LTV)が向上します。
さて、このアプリ継続率とは一体どういったものなのかが今回のテーマです。
アプリ継続率(リテンションレート)とは?
アプリ継続率は「リテンションレート」といい、サービスの継続率・定着率を数値化したものです。
アプリ継続率は顧客満足度にも関係しており、一般的にアプリ利用開始日から経過するにつれて、継続率は下がっていきます。アプリ運用担当者は、その離脱の原因を考えて継続利用してもらうための対策をとる必要があり、スピード感を持って積極的に行う必要があります。
アプリ継続率が重要な理由
ユーザーが、アプリを長期間に渡り継続的に使用してくれると、商品やブランドに対して好感や愛着が増す可能性が高くなり、収益化の機会が拡大するからです。
アプリ継続率が下がる原因
アプリ継続率が下がってしまう原因は下記のようなことが考えられます。これは、アプリ開発時に念頭に置いておくことで回避できることもありますので、参考にしてみてください。
①入力する情報が多い
アプリの使用中に余計な情報入力を求める仕様は、面倒くさいと思われがちです。
②バグの頻発発生
タップができない、アプリがすぐ落ちてしまうなどのバグは、アンインストールの大きな要因になってしまいます。
③通知が多い
必要以上に通知が多いと、わずらわしいと思われてしまいます。通知でくるメリット情報よりも「うるさい」というネガティブ要素が上回った時に、このアプリはもう使いたくないと思われてしまいますので、プッシュ通知の頻度には気をつけましょう。
アプリ継続率を高めるメリット
ユーザーのアプリ継続率の向上は、収益の機会が拡大すると前述しましたが、アプリ継続率を高めることで具体的にどのようなメリットがもたらされるのかをご紹介します。
①サービスの質の向上
ユーザーの意見や要望、目的などをよく聞くように努め改善などを行うでしょう。改善を重ねることで、ユーザーの満足度アップにつながるといった循環が生まれていく可能性が見えてきます。
②事業収益の安定化
アプリ継続率を向上させることは、事業の収益安定化に繋がります。既存のユーザーに新規ユーザーが加わり、トータルの数が増えていくことになるので、自ずと収益も安定します。
アプリ継続率を高めるために何を実施すればいいか?
①サポート体制を整える
アプリに慣れている人だと気付きにくいのですが、実際のユーザーの多くはアプリやサービスを使いこなせていません。初回の起動時に、少しでも分かりにくい部分があれば、継続率はグッと下がります。これは、当たり前のように使いこなせている開発側・運用側には気付きにくい部分だったりします。
多くのユーザーがどこの操作でつまずき、不満につながっているかを把握し、サポート体制を取ることが大切です。導入時だけでなく、トラブル時のサポート体制なども継続するかしないかの判断材料となるため、サポートの対応はかなり重要といえます。
②ユーザーインサイトの把握
アンケートやインタビュー等で、どこに不満を持っているのか、どこでつまづいているのかなどの有意義なデータを得ることができます。アクセス解析と併せることで、アプリ改善に繋げていけるでしょう。
また、アプリのメリットを感じてもらえないとユーザーは離脱してしまうので、「このアプリには価値がある」と思ってもらう必要があります。
ユーザーにとって有益なコンテンツは何かを考え、ユーザーの視点に立って運用していきましょう。企業側の要望を優先したものは、ユーザーとの思いの乖離が発生してしまいますので、気をつける必要があります。A/Bテストを行い、ユーザーの動向を測るなどをして、改善をしていくことも有効的でしょう。
今回は、このようにアプリ継続率の重要性や、継続率を高めるための方法などについて説明させていただきました。ずっと使い続けたいと思ってもらえるアプリを運用するために、自社サービスの見直しを図ってみてはいかがでしょうか。
