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LINEミニアプリを使ったデジタル会員証とは?

目次
LINEミニアプリとは、LINE株式会社が提供するプラットフォーム上で利用できるWebアプリケーションです。デジタル会員証、来店予約、決済機能などのサービスを展開できます。
今回は、その中でも「デジタル会員証」についてご紹介します。
LINEミニアプリのデジタル会員証では何ができる?
LINEミニアプリのデジタル会員証は、店舗の二次元コードを読み込むだけで会員登録と会員証の発行ができます。アプリのインストールや、ログイン作業が不要で、 LINE上で会員証とポイントカードの提示ができてとても便利です。
そんなLINEミニアプリのデジタル会員証でできることをご紹介します。
①顧客情報、サービス利用履歴の管理
従来のカード型の会員証とは異なり、デジタル会員証ではシステム上で来店履歴・購入履歴の管理をすることが可能です。アナログからデジタルになることで、データベース上にある情報をいつでも確認することができるようになります。
また、蓄積されたデータを活用した販促施策も可能になります。
②クーポン、回数券の配布
LINE上でクーポンや回数券の発行ができるため、紙や印刷コストをかけずに配布できます。クーポンにはさまざまな種類があり、発行するタイミングも自由に決められるため、より効果的でスピーディーな販促施策を行なえます。
③会員へメッセージ送信
ユーザーを性別や年齢別にセグメント分けすることで、ターゲットにあったLINEメッセージを配信できます。
雨の日など客足が遠のくタイミングで配信をしたり、しばらく来店のない顧客へ向けて再来店を促すようなメッセージを配信できます。
④POSレジシステムと連携
LINEミニアプリはPOSレジシステムとの連携が可能です。
LINE側で発行されたクーポンのバーコードを、POSレジで読み取って使用できたり、回数券をクレジットカード決済で利用できたりとさまざまな機能を連携できます。
⑤履歴の確認やポイント付与がスムーズ
紙の会員証は、カードを忘れてしまうとユーザー情報の確認に手間がかかったり、ポイントを次回利用時に付与したりとイレギュラー対応が発生していました。
デジタル会員証ならユーザーに関する情報がオンライン上に登録されているため、これらの対応をスムーズに行うことができます。
LINEミニアプリでデジタル会員証を導入するメリット
続いて、LINEミニアプリでデジタル会員証を導入するメリットをご紹介します。
ユーザー側のメリット
■オリジナルアプリのダウンロード不要
App StoreやGoogle Playでダウンロードする必要がないという点もメリットです。LINEさえインストールしていればよく、ミニアプリをひらけば、自動でLINEユーザーIDと紐付けられるため、会員登録や会員証の発行がスムーズに完了します。
■お財布もスマホのホーム画面もスッキリする
スマホで複数の会員証を管理できるようになるため、カードをたくさん持ち歩かなくていいので、お財布の中がスッキリします。
また、アプリをダウンロードする必要がないため、スマホの容量を圧迫することもなく、ホーム画面をスッキリさせた状態で利用することが可能です。
店舗・企業側のメリット
■開発費用を抑えられる
最大のメリットは「アプリ開発費用を大幅に抑えられること」でしょう。
LINEミニアプリはLINE独自のフレームワークを活用したアプリ開発となるので、0から開発するアプリに比べて大幅に費用を抑えられます。
■LINEユーザーIDと紐づけられた行動データの把握
紙のカードでは得られなかった顧客の行動データの収集が、LINEミニアプリでは可能です。予約・購入時期などのデータが、LINEユーザーIDと紐付けて把握できます。収集したデータを分析し、サービス・マーケティングの改善につなげることで、さらなる顧客満足度向上を目指せます。
まとめ
LINEミニアプリは、アプリのインストールやログイン作業が不要で、 LINE上で利用できる便利なWebアプリケーションです。
デジタル会員証には、ユーザーの利便性向上と店舗・企業側の販促へのデータ収集・活用ができるメリットがあるため、導入を検討してみてはいかがでしょうか。
